ハチワレはちいかわの親友で、常に前向きな性格が特徴のキャラクターです。
感情表現が豊かで、いつも明るくムードメーカー的存在。
優しいのはもちろん、失敗にも挫けないポジティブな性格がハチワレの大きな魅力になっています。
こちらの記事では、ハチワレの魅力を深掘り!
性格や名言、ちいかわとの本当の関係性についても詳しく解説していきます。
ハチワレの見た目は「猫」!でも本当は…
ハチワレといえば猫だと思っている方も多いですよね。

ちいかわの世界では、キャラクターたちがどの動物に分類されるのかといった設定は存在しません。
ハチワレは、見た目こそ額にハチワレ模様のある猫のようですが、「猫である」と明確に示された情報はなし。
普段のしぐさや毛玉を吐く行為など、猫らしい点は多く見られますが、ちいかわの世界では生き物としての区別そのものがされていないのです。
また、読者は「ハチワレ」と呼んでいますが、作中で誰かがハチワレに対してその名前を呼びかける場面はなく、ハチワレに限らずどのキャラクターにも正式な名前はありません。
つまり、ハチワレ自身も「自分は猫である」「自分はハチワレである」といった意識を、きっと持っていないのだと考えられます。
ハチワレの性格と魅力「優しくてポジティブ」
ハチワレの性格は、いつも明るく、人の気持ちを汲み取れる優しさを持っています。
いつも、ちいかわが困っているとすぐに察して助けたり、ウサギの喜怒哀楽もいち早く気づいてあげています。
自分のことより他人を気にかける共感力があり、自分に災難が起きてもあまり動じないのに、誰かが困っていると命懸けで助ける勇気は見習いたいですよね。
また、どんなに辛い時にも笑顔を忘れないのも特徴で、そんな心の強さもハチワレが愛される理由なのです。
ハチワレのポジティブな性格エピソード
ハチワレのポジティブなエピソードは、日常の小さな出来事から危機的な状況まで、たくさんあります。
特に「楽天家」としての側面や、「なんとかする力」が表れるエピソードは、ポジティブさを象徴しています。
いくつか具体的なエピソードをご紹介しますね。
「パック寿司」を「海鮮茶漬け」に変えるエピソード

これはハチワレのポジティブさを最もよく表す代表的なエピソードです。
- 状況
楽しみにしていたお寿司を、走った勢いで転んで地面に落としてしまい、ぐちゃぐちゃにしてしまいます。 - ハチワレの反応
- 普通なら落ち込む場面ですが、ハチワレは一瞬「めちゃくちゃになっちゃった」とつぶやいた後、すぐに無邪気な笑みを浮かべます。
- 今にも泣き出しそうなちいかわを見て、「混ぜちゃってさーお湯かければいいじゃん」と機転を利かせ、お茶漬けにして食べ、「うまっ!!」と心から喜びます。
- ポイント
失敗や損失をネガティブに捉えず、すぐに別の方法で楽しさを見つけ出し、状況を好転させる生粋の楽天家ぶりがよく分かります。
ブレた写真へのポジティブ発言

- 状況
ハチワレは、お金を貯めて買ったカメラでちいかわたちを撮り、現像に出します。
しかし、嬉しそうにお披露目した写真のほとんどがブレて失敗した写真でした。
きちんと写っていたのは、なんと1枚だけ…。 - ハチワレのセリフ
ブレた写真の束の中から、唯一笑顔でバッチリ撮れた一枚を見つけ、「一枚でもいいのがあればさッイイよねッ!!」と喜びます。
ちいかわも「うん、うん」と笑顔で同意。 - ポイント
たとえ多くの失敗があっても、たった一つの良い結果に目を向け、それを心から喜ぶ。
物事の良い面に焦点を当てる、ハチワレのポジティブな考え方が見て取れます。
これらのエピソードから、ハチワレは、困難な状況や失敗した時でも、機転と笑顔で「楽しい」に変えてしまう、非常にポジティブなキャラクターであることがわかりますね。
ハチワレの名言(共感・応援・ポジティブ)
ここからは、ハチワレの名言をまとめて紹介します。
ハチワレの名言は、優しさ、共感力、そして底抜けのポジティブさが非常によく表れているものばかりです。
それぞれの名言が、作品のどのような場面や心情で語られたのか、具体的に解説します。
「なんとかなれーッ」

絶体絶命のピンチや、強い敵を前にした時に発する、ハチワレの代名詞的なセリフです。
不安を押し殺し、「できる」と信じて全力で立ち向かう強さと勇気があらわれていますね。
「もう無理だ」と感じる状況でも、「なんとかなれば!」という究極のポジティブ思考でハチワレは乗り切っています。
「思い出は…ずっと…あるもんねッ…」

ちいかわにもらったクッキーのリボンをなくして、珍しく落ち込んでしまったハチワレ。
謝りながらも涙が止まらず、後悔に打ちひしがれてしまいます。
ですが、そんな時でもちいかわは寄り添い、必死に励まそうとしてくれるのです。
ハチワレはちいかわの優しさになんとか応えようとして、「そう…だよねッ…思い出は…ずっと…あるもんねッ…」と言うのでした。
リボンをなくしたのは悲しいけれど、楽しかった記憶や感情は残る。
そんなポジティブな価値観をちいかわに伝えて、自分にも言い聞かせているのです。
「焦んなくて大丈夫だよー」

野原で花の冠を一緒に作っていたハチワレとちいかわ。
先にハチワレが完成すると、ちいかわが焦って急ぎながら作っていました。
それに気づいたハチワレは、優しく「焦らないで」と伝えています。
ちいかわの気持ちに寄り添い、自分のペースで大丈夫だと声をかけるハチワレ。
早く行動するのが正しいのではなく、楽しむことが大切だというハチワレの価値観が出ていますね。
「何回でも…ずっと応援するからね!!」

「何回でも…ずっと応援するからね!!」は、ちいかわが草むしり検定に落ちて元気がない時に、ハチワレがかけた言葉です。
何度でも挑戦を続けるちいかわを無条件に受け入れ、支え続ける宣言。
落ち込むちいかわを無理に励ますのではなく、自分はいつも応援しているということだけ伝えます。
ハチワレのさりげない優しさと気遣いが、凝縮されている言葉ですね。
「それって最高じゃん!!」

楽しみにしていたおでかけが雨と雷で中止になって、がっかりするちいかわ。
そんな時、ハチワレはちいかわのお気に入りのポシェットに何か入っていることに気づきます。
「何入れてたの?」と聞くと、飴や実などのおやつでした。
「『おやつ』…って事?!それって最高じゃん!!」という言葉で、落ち込んでいた ちいかわをさりげなく励まし、無垢な想いを全肯定しています。
お出かけできず泣いていた ちいかわも、思わず笑顔になってしまうのでした。
ハチワレとちいかわの関係性
「ハチワレ」と「ちいかわ」の関係性は、普通の友情を超えた信頼や愛情があります。
そして、お互いに支え合う関係性によって成り立っているのが特徴です。
ハチワレとちいかわの「支え合う友情関係」
ハチワレとちいかわの関係性は、物語の核となる「支え合う友情」として描かれています。
二人は性格や得意なことが異なるので、その違いがお互いを補完し合う絶妙なバランスを生み出しているんです。
日常生活の小さなことから、討伐や資格試験といった大きな試練まで、励まし合うシーンが多数存在します。
| 関係性の特徴 | 具体的な例 |
|---|---|
| ハチワレからちいかわへ | ⭐️引っ張る存在・言語化 ハチワレは言葉を話すことができ、ちいかわの気持ちを代弁したり、行動のきっかけを作ったりします。 「郎」(ラーメン屋)に入るのをちいかわが緊張した際、ハチワレが練習を提案し、リードしました。 |
| ちいかわからハチワレへ | 無言の勇気づけ・優しさ 言葉は少ないものの、ちいかわの純粋な優しさや、ひたむきな努力がハチワレを支えます。 ハチワレが不安になったり、失敗したりした時、ちいかわがそばにいること自体が大きな安心感を与えています。 |
| 共通 | 共闘・喜びの共有 危険な「討伐」に二人で挑み、協力して乗り越えることで絆を深めています。 また、美味しいものを食べた時や、小さな「ご褒美」を得た時の喜びを分かち合います。 |
ハチワレはちいかわを引っ張る存在でありつつ、実は支えられてもいます。
この関係の最も深い部分として、ハチワレが「引っ張る」役割を担う一方で、精神的には「ちいかわに支えられている」という側面があります。
ハチワレの「引っ張る」側面
- 行動力と積極性
ハチワレは洞窟暮らしで不自由をしながらも全く気にせず前向きで、新しいことへの好奇心が旺盛です。
ちいかわが戸惑うとき、ハチワレが率先して行動を起こし、ちいかわを誘います。 - コミュニケーション能力
流暢に話すことができるため、会話が苦手なちいかわとうさぎの間を取り持ったり、鎧さんなど他のキャラクターとの橋渡し役を担います。
実はちいかわに「支えられている」側面
- 精神的な拠り所
ハチワレは明るい一方で、時折、自分の置かれた状況や将来に対して不安を抱えることがあります。
そんな時、ちいかわの持つ「揺るぎない優しさ」と「諦めない姿勢」が、ハチワレの心の支えとなります。 - 純粋な親愛
ハチワレはちいかわのことが大好きで、ちいかわから向けられる愛情や信頼が、ハチワレ自身の存在意義や自信に繋がっています。 - 「でかつよ」化の対比
「ちいかわ」内の物語では、ハチワレのようなキャラクターが環境や欲求によって「でかつよ」と呼ばれる怪物になる可能性が示唆されることがあります。
しかし、ハチワレがそうならない(あるいは立ち直る)ための最大の要因として、ちいかわという存在が大きいと考えられています。
二人の関係は、どちらかが一方的に助けるのではなく、お互いの弱さを補い合い、強みを引き出し合う、理想的な親友の形として描かれていると言えます。
ちいかわの物語の中で、二人の友情が試されるシーンは今後もあるかもしれません。
ですが、その度にこの「支え合う関係性」が輝きを増していくのです。
ハチワレの特技(ギターが弾ける!)
ハチワレの大きな魅力のひとつが、“ギターが弾ける”こと。
作中では自作曲「ひとりごつ」を弾き語るシーンがあり、この曲はハチワレを象徴する特技としてファンの間でも強く印象に残っています。
「ひとりごつ」は、孤独や不安を受け止めながら、それでも前を向こうとするハチワレの心情がにじむ曲で、憂鬱さとあたたかさが入り混じった独特の魅力があります。
その共感性の高さからアニメ放送を機に人気が急上昇し、2022年6月10日にはデジタル配信がスタート。
通常Ver.とバンドVer.の2種類がリリースされ、主要音楽サービスで聴くことができます。
明るいだけではなく、繊細な感情までも音楽で表現する――
ギターを奏でるハチワレは、いつものまっすぐな印象とは少し違う落ち着いた雰囲気をまとい、その音色はより深く心に染み込んできます。
ハチワレは「ちいかわ」の世界のムードメーカー
ハチワレは、ちいかわの世界にそっと寄り添う“光”のような存在です。
つらい現実の中でも小さな幸せを見つけて全身で喜び、明るさと優しさを惜しみなく分け与えてくれるキャラクター。
多才な存在感でちいかわを支える力になり、時に読者の心まで温めてくれます。
感情豊かでムードメーカー、ちょっぴり天然で抜けているところも含めて、すべてが魅力ですね。
これからも、ハチワレが奏でるやさしい世界とポジティブなエネルギーを見守り続けたいです♡
